澄み渡る青空と時折冬の木枯らしを感じさせる北風吹くひなた県総合運動公園多目的広場において、令和6年度第13回トライドリームカップが開催されました。11月23,24日(22日には代表者会議)九州各県から合計24チーム約600名の選手、指導者、大会関係者が集い熱戦が繰り広げられました。
宮崎県代表は、秋の秋季大会を制した宮崎ラグビースクールをはじめ、日向、高鍋そして都城ラグビースクールが出場しました。
大会は、抽選で決まった4スクールごとのリーグ戦が行われ、順位が確定した翌日に、順位ごとの決勝リーグが行われました。
宮崎県勢は、どのスクールも子ども達が果敢に攻め、体を張った守備を行ない、他県のチームと真っ向勝負を挑みました。中でも県秋季大会4位の都城ラグビースクールは、予選リーグを全勝!1位通過をしました。小粒なチームでありながら、ボールを展開するランニングラグビーでトライを積み重ね、見る人を楽しませてくれました。優勝をかけた最後の一戦こそ大敗しましたが、グリーンのジャージは今大会のベストチームとして注目を浴び、表彰されました。他の3チームも最後まで諦めない姿勢で計5試合を戦い抜いてくれました。
ヒーローズカップへの出場は叶いませんでしたが、九州各県の子ども達とラグビーを通じた交流は、思い出として心にしっかり刻まれたことと思います。また、子ども達は、負けたことによって大きな気付きを得ているようでした。試合後の各チームのキャプテンが試合を振り返るトークでは、ラグビーに対する考え方や基本的なスキルの大切さ、相手を思いやる言葉掛けなど、プレー面の成長に加え人間として大切な心の成長が随所に見られました。キャプテンだけでなく、チーム全員が大きく成長した大会であったと思います。子ども達の伸び代は無限です。もっともっと心も体も大きく成長し、もちろんラグビーにおいても大きく飛躍してくれることと思います。
閉会式が終わり、大方のチームが会場を去ったグラウンドを、ビニール袋を持ってごみ拾いをする子ども達を見つけました。宮崎ラグビースクールの子ども達でした。
キャプテンの酒井さんが、「グラウンドを使わせて頂いた感謝の気持ちで綺麗にさせて頂きました。」と話してくれました。素晴らしいキャプテンだと思いました。また、素晴らしいチームだと感心しました。夕日に照らされ、寒さを感じ始めた時間グラウンド外もゴミが落ちてないか見て回る宮崎ラグビースクールの子ども達の姿は、とっても美しくキラキラ輝いて見えました。その後ろ姿に自然と頭がさがりました。来た時よりも美しくなったグラウンドとなり、勝ち負けよりも大切なことを改めて気付かされた大会はノーサイドとなりました。
大会を支えて頂きました関係者の皆様に感謝の意を申し上げますと共に、大会レポートとさせて頂きます。 【レポート:普及育成委員会ミニ部門長 中瀬 修】
●予選・決勝リーグ正式スコア
予選リーグ
決勝リーグ
●県内出場チーム 宮崎RS
日向RS
高鍋RS
都城少年RS