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新会長からの挨拶を申し上げます。

就 任 の 挨 拶

宮崎県ラグビーフットボール協会
会 長  上 西 憲 男

ラグビーファンの皆様には、日頃から温かい応援とご支援を頂き心から感謝申し上げます。皆様が楽しみにしていた各種大会とイベントが新型コロナウイルス感染のため、延期や中止になりましたが、今も終息の兆しがみえず、あたり前のことができないもどかしさと、先行きを案じて日々を過ごされていることと思います。
協会の平成2年度総会も感染予防の観点から中止を余儀なくされ、書面議決により新体制が発足しました。新会長就任にあたり、協会の取り組みなどをご紹介させて頂きます。

現況では各種大会やイベントなど、再開の見通しが立たない厳しい状況ですが、ラグビー競技の健全な普及発展を図りながら、各種事業を積極的にかつ効果的に推進します。
当面の取り組みとして、6年後に迫った2026宮崎国民スポーツ大会を成功に導くための「推進委員会」を軌道に乗せ、着実に推し進めます。また、来年4月に予定の協会創立75周年記念事業の具体的な計画に取り組みます。
課題として、競技人口の増加、競技力向上、競技環境の整備、中学生の県外進学、財政の立て直し、女子ラグビーと女性活動の推進等々が山積していますが、新体制一丸となり全力を尽くして対策に取り組むことが責務と考えています。
この大変厳しい局面を打開するには、各加盟団体、各地区協会、各理事が連携して協力しなければなりませんが、皆様のご支援が是非とも必要です。より一層の応援をお願いします。

新会長として、これから宮崎のラグビー界を担う若い世代のラガ―マンに、ラグビー精神を伝えていかなければならない使命があると思っています。
日本代表が活躍したラグビーワールドカップ2019は、私達に多くの感動と勇気を与えてくれました。そして、試合後に花道をつくってお互いの健闘を称え、日本の文化を尊重した外国チームの選手同士が一列になって観客にお辞儀をした光景は、今でも鮮明な記憶として残っています。これこそがラグビー精神の神髄です。
ラグビーの根本は「人を育てる」ラグビーを通じての人間形成であると思います。勝つ事、優勝することが目標かもしれません。しかしラグビーは勝ち負けよりも大事なことを教えてくれます。勝っても負けてもお互いの健闘を称え合い、闘う相手を尊敬し、相手を思いやり、人と人とのつながりを大切にして、みんなでラグビーを楽しみ、仲間をいたわり助け合い、逞しい子供、社会に貢献する人材など、ラグビーで育まれたノーサイドの精神や犠牲的精神はプレーヤーだけでなく、社会で生きる人々にも必要で「将来社会に役立つ人間の育成」につながっていくと思うからです。

いまだに再開の目途が不透明な状況ですが見通しがつき次第、皆様へ感動する大会や行事などをご案内いたしますので、ラブビーの楽しさ、素晴らしさ、最後まで勝負をあきらめないひたむきなプレーなど、ラグビーの醍醐味を心行くまで堪能して頂きたいと思います。
最後に、重ねて皆様のお力添えと熱い声援をお願い申し上げ、就任の挨拶といたします。